推しの墓場

なんで推しってすぐ死ぬの?

英雄になりたい!

私の座右の銘


「推しには惜しみのない愛(課金)を」


であるのだが、その理由となる大きな出来事があった。

前回も言ったように私は推しがすぐに死ぬ。だが、他のオタクにも愛されていた推しは死してなおオタク達の心の中で生き続ける。

それは二次創作であったり、グッズであったり。

しかし、アプリゲームは少し違う。


サービス終了。


この言葉はどんなオタクにも突き刺さる、恐怖の言葉だろう。

どれほど愛したゲームでも、キャラでも、アプリゲームは基本的にアプリが終了すれば全ての企画が終了、事実上の死亡となる。

さて、タイトルとサービス終了で察した人もいるだろう。

昔、10年ほど前にモバゲーで開始された「英雄になりたい!」というゲーム。簡単に言えば三国に分かれてそれぞれユーザーが好きな国に所属して互いに領土を奪い合うというもの。

当時学生だった私は友人とアザルト連邦へ所属し一端の戦士として戦っていた。

その時に推していたのはリリアーヌ様とラインハルト将軍だった。

ユーザー同士の争いともあり、ゲームは白熱。ドラマCDや他シリーズもサービス開始するなど当時のアプリゲームでは考えられない盛り上がりを見せていた。


だが、どんなゲームにも終わりがあるもの。

今回はユーザー同士が限りある領土を奪い合うというものであり、所属国のユーザー数に大きく左右された。

結果はお分かりだろう。

ある一国がプレデターのように他の国の領土を食い荒らし、飲み込んでいった。


結果、我らがリリアーヌ様は行方不明扱い、ラインハルト将軍はリリアーヌ様を探して放浪の末記憶を無くして戦場へ(英雄になりたい他シリーズへこれもすぐサービス終了した)とまぁ散々な結果となった。

私は当時学生だったため、課金という考えはなかった。だが、今ならわかる。


何故英雄になりたい!が8ヶ月という短さでサービス終了したのか?

ゲーム性のせい?ユーザー数のせい?


いや、課金する必要がなかったからだ。


金のせいだ。

絶対課金しなくてもいいシステムだったから全員課金していなかった。全ては金なのである。


これは課金ではない。お布施なのである。

今日も私たちに厳しい現実と向き合うだけの甘い幻想を与えてくれる大切な存在へ感謝と祈りを込めて課金しよう。

推しには、惜しみのない愛を。